脱毛前後の飲酒

脱毛の約束事脱毛前後に禁止されていること

脱毛を始めるにあたって、クリニックで禁止されていることがいくつかあります。

特に、脱毛施術を受ける前後は気をつけなければならないことが多いです。

• ・前後12時間の飲酒
• ・ひどい日焼け
• ・予防接種
• ・激しい運動やサウナ

この4つに関しては、肌トラブルの原因になるだけではなく、脱毛効果を半減させる恐れもあります。

せっかく高い費用を払って脱毛するのに、自分の行動で効果が薄くなってしまうなんて、もったいなさすぎますよね。

脱毛の前後にはこれらの禁止事項を必ず守ること！

ではこの中から、特に注意してほしい「飲酒」について深掘りしていきます。

効果が半減？脱毛前の飲酒がNGな理由

脱毛と飲酒、そんなに関係がなさそうってイメージありませんか？

予防接種や日焼けでトラブルを招くのはなんとなくわかるんですけどね、飲酒って別に悪くなさそうって感じてしまう人が多いと思います。

だからこそ、脱毛初心者がやってしまいがちな間違いなんですね。

①肌トラブルの危険性

脱毛前に飲酒をすると炎症や火傷などの肌トラブルの原因になります。

これは、飲酒によって全身の血行が良くなり、体温が上昇するからです。

体温が上がって体が火照った状態でレーザーを照射すると、炎症を起こしてしまう可能性が上がります。

また、お酒を飲むことで肌が赤くなったり痒くなったりする人はいませんか？

このような状態の時は、肌はとても敏感な状態。

少しの刺激にもトラブルを起こしやすくなっています。

レーザー照射の熱によって火傷や湿疹などを引き起こすリスクが高まります。

②痛みが倍増する

飲酒すると、身体が脱水症状を起こします。

その時にもちろん肌も乾燥します。

肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、とても敏感な状態になってしまうのです。

すると少しの刺激でもトラブルを起こしやすくなり、痛みを強く感じることになります。

ただでさえ、痛みを伴うレーザー脱毛なので、さらに痛みが増すとなると正直きついですよね。

これは、飲酒だけではなく、寝不足や体調不良でも同じことが言えるので、前日の体調管理はとても大事だということです。

③脱毛効果が半減する

肌にトラブルが起こるだけならまだしも、脱毛効果も半減させてしまうのが飲酒のデメリットです。

痛みが強くなると、今まで照射していた出力では耐えられなくなり、出力を下げざるを得なくなります。

出力を下げると、もちろん脱毛効果も下がってしまいます。

1回の施術でも安いものではありません。

脱毛効果を最大限受けることができないのは、非常にもったいないことです。

脱毛効果に影響はない？脱毛後の飲酒がNGな理由

脱毛が終わったからといってすぐに飲酒していいかというと、そうではありません。

脱毛後の飲酒にも様々なリスクがあるので、施術後12時間の飲酒も禁止されています。

①炎症がひどくなる可能性

施術後は肌に熱がこもった状態なので、その状態で飲酒をすると肌がさらに熱くなってしまい、赤みや炎症を引き起こす可能性があります。

また、飲酒によって肌が乾燥し、炎症が悪化してしまいます。

もしも施術で炎症が起きた部分がある場合は、さらに炎症してしまい完治までに時間がかかることもあります。

脱毛後はしっかり肌を保湿し、炎症や赤みが起きないようにケアすることをおすすめします。

②痒みが増す

飲酒をすると体の血行が良くなり、痒みが出てしまう人もいるでしょう。

そういった体質の人は特に、飲酒をすることで痒みを増大させてしまいます。

レーザー照射後の肌はとてもデリケートなので、痒いからといってかきむしってしまったら、色素沈着や炎症も引き起こすことに。

せっかく脱毛して肌を綺麗にしようとしているのに、肌荒れしてしまったら意味がありません。

照射後は、飲酒に限らず、サウナや激しい運動などを控え、体温を上げる行動を避けましょう。

③毛嚢炎になるリスク

飲酒で体温が上がると自然と汗をかきます。

するとレーザー照射した部分が不衛生な状態になり、毛嚢炎になってしまうというリスクもあります。

照射後の肌はデリケートで、細菌に感染しやすい状態であるということを忘れないでください。

毛嚢炎はニキビのようなもので、毛抜きを使用した自己処理などでも起こる皮膚炎です。

悪化すると色素沈着やクレーターなどになる可能性もあるので注意です。

予約を変更するべき？脱毛前日に飲みに行ってしまったら？

「脱毛の前日に大事な飲み会が入ってしまったら？」

「忘れていて飲んでしまった」

脱毛前後の飲酒がダメと分かっていても飲んでしまった…そんな時どうすれば良いのでしょうか？

適切な対応でリスクを減らすことができます！

①予約の変更

脱毛前日に飲み会の予定が入ってしまった場合は、できるだけ早くクリニックに連絡をしましょう。

日程の変更や時間の変更ができますよ。

しかし、急な予定変更やキャンセルは、クリニックによってはキャンセル料を支払わなければならないので注意しましょう。

キャンセル料ならまだ良いですが、コース1回消化という扱いのクリニックもあります。

お酒を飲んだせいでお金を無駄にすることになるので注意！

②ノンアルコールで我慢する

脱毛の予定が変更できなかった場合は、飲み会にノンアルコールで参加するというのも手です。

もしくは、12時間前までに飲み終わるようにしましょう。

ただし、飲みすぎて二日酔いになっている場合は、飲酒しているのと同じで脱水症状になるのでレーザー照射はできません。

また、12時間前といっても、アルコールが抜けるまでの時間は人によって違います。

前日から飲まないのが一番です。

③飲んでしまった場合

施術の12時間以内にお酒を飲んでしまった時にも、まずはクリニックに連絡してください。

飲んだ量や時間などを話して「少量でも施術できない」と言われた場合はキャンセルか予約変更の手続きを行います。

施術できるかできないかの判断はクリニックによって違います。

「ビール1杯だから大丈夫」と自己判断で施術を受けるのは絶対NGです！

施術途中で肌トラブルや痛みが強く出てしまったら、最悪の場合照射を中止しなければいけなくなります。

もったいない！禁止事項を守らなかった場合

飲酒に関わらず、脱毛クリニックに禁止されていることを守らなかった場合、どのようなマイナス点があるのでしょうか？

「スタッフにばれていないからOK」と思っている人もいるかもしれませんが、実際は自分が損をする結果になるかもしれませんよ。

①施術を受けられない

飲酒や日焼けなどの禁止事項を守れない場合、予約した日にクリニックに行っても施術してもらえない場合があります。

クリニックによっては、後日振り替えで施術をしてくれる場合もありますが、1回分の消化になる場合もあるので、あらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。

②キャンセル料がかかる

飲酒してしまって当日キャンセルをしてしまった時には、キャンセル料が発生するクリニックが多いです。

その人のために施術室や機械を押さえてあり、他にも予約を待っている患者さんもいるのですから、ペナルティをかされるのは仕方ないことですね。

ただ、キャンセル料を取らないクリニックもあるので、不安な人はキャンセル料無料のクリニックに通うのをお勧めします。

③飲酒後のアフターケアは保証外になることも

もしもレーザー脱毛後に肌トラブルが起こってしまったら、医療クリニックであれば無料で薬の処方や診察が可能です。

しかし、禁止事項を守らずにトラブルが起きてしまった場合は、アフターケアの保証外になることもあります。

あくまでも自己責任ということです。

④脱毛効果が低くなる

禁止事項を守らないことで、脱毛効果が低くなります。

飲酒や日焼けをしてしまった場合は、痛みや炎症を防ぐために出力を下げて施術しなければならなくなり、その分脱毛効果が半減してしまいます。

「麻酔をすれば痛みに耐えられるから大丈夫！」と思う人もいるでしょうが、飲酒や睡眠不足だと麻酔も効きづらくなります。

⑤回数が増える

脱毛効果が半減したことによって、思ったほど脱毛効果が得られなかった場合、脱毛回数を増やさなければなりません。

回数が増えるということはその分費用がかかり、脱毛完了までの期間も伸びるということ。

できるだけ早く、コスパ良く脱毛を完了させたいのであれば、禁止事項を必ず守るようにしましょう。

また、日々の肌の保湿ケアや自己処理方法、健康的な生活習慣などに気をつけて過ごすことも大事です。